乱心したユン・ソンニョル大統領の戒厳令発動に端を発した韓国の政局混乱は大統領の弾劾も可決されユン政権はレームダックからデッドダックになった。韓国国民は民主主義の勝利と自画自賛しているが、2004年のノ・ムヒョン、2016年にはパク・クネと僅か四半世紀の間に3人も大統領が弾劾されていて、そんな大統領を選んだ韓国が民主主義先進国とは全く思えない。韓国のソレはデモクラシーではなくポピュリズムだろう。いずれにせよユン政権はこれで終わり韓国大統領選が行われ次期大統領には革新（左派）の最大野党「共に民主党」のイ・ジェミョンが選ばれることが濃厚になった。イ・ジェミョンは「反日闘士」と言われる反日ポピュリズム政治家で早くも日韓関係を心配する意見もあるが、私は韓国に強烈な反日政権が誕生することは日韓関係を根本的に見直す千載一遇のチャンスだと思っている。勘違いしている日本人も多いが韓国保守政党だって「用日」であって「親日」ではない。韓国は右派も左派も基本は「反日」で親日政党は存在しない。ならば「用日」の保守政権より「反日」左派政権の方が日本にとっては分かりやすくて都合がいい。イ・ジェミョンが大統領になりムン・ジェイン元大統領以上の反日政策をしてムン・安倍時代の日韓関係に戻ることは日本の国益にとって望ましい。韓国側が望むなら再び国交断絶し一度日韓関係はリセットしてイチからやり直すが私の望みである。韓国の弾劾案の一節に「地政学的バランスを度外視し、朝中露を敵対視し、日本中心の奇異な外交政策に固執し、東北アジアにおいて孤立を招き、戦争の危機を触発した」と有ったが、地政学的に言えば日本にとっても韓国は最優先すべき重要な国ではない。韓国は隣国だが地続きでもないし北朝鮮と日本の中間に韓国があるわけでもないから緩衝地帯の効果も薄い。また中露に対しては韓国は緩衝地帯にすらならない。そもそも北朝鮮がミサイルを撃ち込むとしたら日本より先に韓国だろうから第２次朝鮮戦争に巻き込まれるのも御免なのでGSOMIAなんてとっとと再び破棄してもらいたい。さらに言えば竹島を巡って領土紛争が存在している。領土問題が未解決な隣国と本当の友好関係は結べない。地政学的に日本にとって朝鮮半島は最重要地域はない。日本にとって最重要な地域は台湾や南シナ海を囲むASEAN諸国なのである。故に朝鮮半島の反日国家の韓国に注力するのは無駄なことで韓国に使う労力・資金はASEAN諸国に向けるべきである。日本政府としては米国の命令で嫌でも韓国と友好的に付き合わないといけないのだろうが幸運にも来年から米国はトランプが大統領に再任されるのでバイデン大統領のように日韓関係にいちいち口出しはしてこないだろう。反日モンスターのイ・ジェミョンがユン現大統領路線を反故にして反日外交を仕掛けて来れば日本も韓国をホワイト国から除外、通貨スワップの停止など粛々と離韓外交に戻せばいい。懸念材料はは媚韓の石破が総理であることと公明党が与党にいることだが、韓国の反日政策に対抗せず弱腰外交をしたならば来年の参院選で自民・公明は更なる敗北を期すことになるだろう。民間・個人間交流は自由でいいと思うが、国家として韓国と深い繋がりをもつべきではない。安倍晋三路線が日韓関係の正解であり正常な関係なのである。敢えて敵対する必要はないが友好を結ぶ必要もない。韓国政府が保守でも革新でも日本としては何も変えず淡々とつかず離れずの距離を保った日韓関係を続ければいいのである。反日闘志イ・ジェミョンが次期大統領になること不安視している人も多いが、私は寧ろ日韓関係を後退させ正常化に戻すことに期待している。
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